アトピー性皮膚炎治療に暗示を
アトピー性皮膚炎の赤ちゃんや子供の治療法として心理療法·暗示を紹介したいと思います。
現在受けている主治医の治療は継続しながらお母さんにできるアトピー性皮膚炎症状を和らげる一つの方法と考えてください。
暗示治療は心理学的が大事
アトピー性皮膚炎の症状を和らげる心理療法·暗示は、心の中に矛盾を発生させない心理学的な暗示が一番大事になります。
逆に、心理学的でない暗示とは、迷信が入る暗示の事をいいます。
例えるなら「前世で、なになにだったからこうなった」とか
「先祖の祟り」とか「守護霊を付ければ良くなる」
と言う内容の暗示の事を言います。
なぜ、心の中に矛盾を発生させてはならないかと言うと、
前世を信じている人であれば、「前世、こうだから」という暗示を矛盾なく受け入れるかも知れません。
しかし、一度思い込んでしまうと生涯に渡り悪い事があれば「また、前世か」と思い込み対応を誤ることにもなります。
当院では、再発予防を心がけた心理学的暗示療法を指導しております。
暗示治療は医学と矛盾しないように
当院のアトピー性皮膚炎治療法は、お母さんに心理療法·暗示を指導しお母さん自身でわが子のアトピー性皮膚炎症状を和らげる事を目的としています。
そして、現在受けている主治医の治療を受けながら行う事を推奨しています。
アトピー性皮膚炎の子どもを持つ母親から、ステロイド剤に関する相談を受けますが薬の相談は主治医にされることです。
主治医の治療方針と矛盾しないよう指導させていただきます。
暗示は脳の大脳辺縁系で活動する
皆さんは、顕在意識(けんざいいしき)と潜在意識(せんざいいしき)と言う言葉を知っているでしょうか
心理学や催眠学などで良く使われる氷山の一角を描いた図や卵型に横棒を引いた図で表面にちょっと顔を出している部分が顕在意識であり自覚できる領域です。
即ち大脳新皮質の部分で、主に思考・知覚・記憶・言語・運動など高度な脳機能の中枢と言えます。
潜在意識は自分の思い通りになかなかできない領域で、自覚もなかなかできません。
即ち大脳辺縁系に相当し氷山で言えば海の中に沈んでいる領域です。
主に怒りや恐怖など原始的な感情(情動)・食欲・性欲など本能、さらに記憶に関係しているため心に深く関わっている場所と言えます。
大脳のもっと深くには、大脳基底核と呼ばれる領域があり、脳幹や小脳と連絡を取り合い運動やバランスをコントロールしています。
脳幹は命の脳と呼ばれ心拍・呼吸・血圧に関与しています。
暗示は、言葉だけではありません。五感を通して潜在意識へ染み込み、潜在意識の働きに刺激を与えます。
潜在意識は、本能・感情・生命維持機能の領域であり、免疫機能に影響を与えるほど関係が深いのです。
潜在意識の中に不安や恐怖・ストレスなどが染み込んでいると免疫機能を低下させる要因となります。
アトピー性皮膚炎を心理療法·暗示で和らげることができる根拠として、大脳辺縁系は免疫機能に影響を与えます。
大脳辺縁系は、心理学方面から観ると潜在意識の事です。
潜在意識に働きかけることができる技法が心理療法·暗示であるから、アレルギー疾患・免疫機能低下・心が原因で体に症状がでる場合・体の症状が原因で心に症状がでる場合などに対応できるのです。
まとめ
赤ちゃんや子供のアトピー性皮膚炎症状を少しでも和らげる一つの方法として心理療法·暗示をお母さんに指導しています。
お母さん自身の心が明るく朗らかとなり体の免疫機能が強くなることで心理療法·暗示効果が高くなります。
なので、指導の際はお母さん自身のメンタルも整理していき母子できれいな肌になってください
次は、潜在意識や顕在意識を視覚的に観て行こうと思います。
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